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回胴落語 発布

回胴屋「お上、賭場場の連中があっしらの新台を買ってくれねえでやんす。なので、ご退任後の監督役のお席を御用できねえでやんす」

お 上「なにぃ!そいつはいかん!
誰ぞ!あ、誰ぞ!!遺憾の意を発布せい!」





遺憾の意
賭場場一味、お上の許可状を持つ機器に細工を施すもの、師走より通報を持って厳重に処罰せん

民「なんでいなんでい、何の騒ぎなんでい」

民「なんでも賭場場の連中、台に細工をしてたらしいぞ」

民「そりゃそうだろ、あんだけ皆首くくってんでい。あそこに行く連中は全員、寝違えてらぁ」







回胴屋「お上!賭場場の連中大騒ぎですぜ」

お 上「そうだろう、そうだろう」

回胴屋「ただ、お上。これだけじゃ新台は捌けやしねえのですが」

お上「回胴屋。おめえは学がねえなぁ。風が吹けば桶屋が儲かるっつてな、昔から商売には流れってもんがあるんだよ。まあ見てろ

おい誰ぞ、あ、誰ぞ、もう一発遺憾の意頼むわ」







遺憾の意
賭場場一味、著しく民を苦しめる400目の賽を投げる機器を霜月以降設置することを禁ずる

民「なんでいなんでい、また発布かい」

民「なんでもよ、目が400ある賽を置くなとよ」

民「そりゃそうだろう、あんだけ狂ったように回してもあたりゃしねえんだ、あそこに行く連中は全員目が回ってるよ」






回胴屋「お上!お陰さまで10月の売り上げが好調でございまして。もう少しでお席がご用意できます」

お 上「そうであろう、回胴屋。うふは、うふは

最後の一手を打ちたいのだが、回胴屋お主もすこし痛い目を見るかもしれんがかまわんな?」

回胴屋「痛い目でげすか!? お上いったいどんな了見で!」

お 上「案ずるな、回胴屋。一台当たり10両。賭場場に渡してやればよい。それでも余りある儲けを出してやろう」

回胴屋「しかし、お上。余り無理をすると、連中 一揆を起こしかねませんが」

お 上「ぬふう、回胴屋。先日言ったであろうすでに策は打っておるのじゃ、なによりわしらは一揆を取り締まる任を請け負うものぞ

あとはわしに任せい
だれぞ遺憾の意を発布せい」







遺憾の意
賭場場に設置してある機器、これ全てお上の検閲時と
異なるゆえ、早急に撤去すべし。ついでに百万両神に
並ぶ著しくお布施が伴う台も同様である

なお通報の任については、これを一時保留とする」

民「なんでいなんでい、今年は多いな」

民「なんでもよ、賭場場にある台は検閲時とは違う
だったてよ」

民「そりゃそうだろう、真ん中以外の穴に入ったとこ
みたことねえからな、うちのかかあの穴と一緒だよ」






賭場場「回胴屋!どういった了見でい!」

回胴屋「あっしらもわかんねーでげすよ」

賭場場「回胴屋!回収だ、てめーらのせいでこうなったんだ全台回収だぞ!!」

回胴屋「そんなん、無理でげすよー」

お 上「まあまあ、みなの衆。回胴屋もおぬし達を思ってしたことであろう。それにこれまでにもその方らそれで利益を上げておろう。ここはお主らの気持ちをくんで
10両値引くということで手打ちにはしてくれぬか

わしらも、細工の件今しばらく目をつぶっておるから

ちなみに、お上が間に入ったというのは内密にじゃぞ」

賭場場「お上がそういうなら、なあお前ら・・・」









回胴屋「さすがでげす、お上。こういうこともあろうと
先に首をしめておいたのでげすね」

お 上「ぐぬふぐぬふ。見よ何も事が荒立たなかったであろう。というわけで、回胴屋。席の件、よろしく手はずを頼んだぞ」

回胴屋「かしこまりましたでやんす」







回胴屋「こういうこともあろうと。先に70両に値を上げてて助かったでやんす、ぐぬふぐぬふ」






民「ところでよ、これ結局なんだったんだ」

民「多分、俺らの首がもっと寝違えるってことじゃねえの?」

民「てやんでえ、なんだよそれなら発布じゃなくて
湿布をくれってんだい」






てなことになってんだろうねorz
中古しか売れなくなったら そこを規制するとか
すげえよ お上
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